画家の家
池田町 2005 KURA掲載
すべて県産材で造られた家。大工さんが持たれていた美麻村の山林から切り出された杉を主に、唐松、ケヤキ、ナラ、栗と用途によって使い分けている。樹齢は80年。

田園風景になじむよう、腰屋根を持つ民家型のデザインとしている。腰板は杉。玄関建具はナラ。

切妻のシンプルな屋根を基本とし、外壁の黒壁(リシン吹付)が重量感と気品を漂わせてくれる。

木材の力強さと肌合いの良さを出す為、構造材をデザイン的に表して表現している。
玄関ホールの大黒柱は、このお宅の敷地内で育った思い出深いイチイの木を使っている。床はケヤキ、腰、天井は杉板。

茶の間より食堂方向を見る。
小上がりの畳の間とし(掘りごたつ式)、落ち着きと変化にとんだ空間構成としている。下部は引き出し式の収納となっている。

茶の間方向を見る。
ふんだんに使われた木材と障子の白さの調和が、暖かみのある穏やかな空間を表現している。
腰板:唐松  天井:杉


工事概要

用 途    住宅
構 造    木造2階建て
建築面積   125.67u
延べ面積   163.25u
屋 根     日本瓦
外 壁    腰壁:杉板張キシラデコール塗
        上部壁:モルタル塗リシン吹付


完成日 平成16年10月
    


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