小林邸

	安曇野のわさび園に近いのどかで田園が続くこの地に、シンプルで廻りの景観に溶け込む、大屋根のデザインとした住宅。
	内、外とも壁はプラスターで統一し、真壁の構造材が力強く対比してくれている。
	屋根勾配にそって吹き抜かれた玄関ホール。正面に抜かれた中庭やハイサイドの窓からも光が差し込み、明るく開放された空間となった。
	1ルームで構成されたL.D.K。障子を透して入る光はやわらかく、暖かみのある空間を造り上げている。
	台所より居間方向を見る。
	奥様の家事室兼アトリエ。梯子を上がると子供部屋へとつながり、コミュニケーションも計れるよう考慮している。
	2階和室はベランダと空間が広がり、安曇野の風景が楽しめる。

工事概要

用　途　　　　住宅
構　造　　　　木造2階建て
建築面積　　83.05㎡
延べ面積　　116.86㎡
屋　根　　　　長尺カラー鉄板横葺
外　壁　　　　プラスター塗

完成日　昭和63年10月