常盤の家
大町市 2003年 リビング信州掲載
北アルプスのふもとの田園風景に囲まれた静かな場所に建つ。純和風の民家型住宅。

周辺の景観との調和をはかり、木造建築の良さを素材で表現している。

広々とした玄関に入ると、坪庭が目に飛び込んでくるデザインになっている。この家を訪れた方や、おばあちゃんの為のベンチも玄関脇に用意されている。

腰壁、天井は木曽桧板(上小節)壁はしっくい塗とし、自然素材にもこだわりを持って造られている。

吹き抜かれた居間は開放感があり、家族だんらんの中心となる。床暖房と併用して薪ストーブが入り、炎の明りが暖かな雰囲気を一段と増してくれる。

食堂から台所へと対面式のカウンターで空間のつながりを持てるようにしている。建具を開放すると居間、茶の間とつながった大空間が生まれる。
柱の一部に既存の玄関ホールで使われていた桧の大黒柱を再利用している。

廊下より食堂、茶の間方向を見る。

客室は古典的な書院造りとしている。


工事概要

用 途    住宅
構 造    木造2階建て
建築面積  330.98u
延べ面積  436.78u
屋 根    日本瓦
外 壁    腰壁:米杉板張キシラデコール塗
        上部壁:モルタル下地しっくい塗

完成日 平成13年11月


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